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体調を崩すのは、簡単です。けれど休職を決めるのは、難しい

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[st-kaiwa5]こんばんは、スギヤマです。

社会人として生きていると、時に仕事に疲れ、苦しむ時がきます。そんな時、休職することに踏ん切りがつかないものです。

[/st-kaiwa5]

 

僕は休職することを選択しました。

体を酷使するのは簡単です。でも休職を選ぶことは難しい。

 

そう、こんな感じで独白します。

 

すでに知っている方も多くいるとは思いますが、僕は休職しています。

会社に診断書を提出して、病院から処方された薬を飲む日々です。

 

少し体調がよくなったので、僕の事を開示します。

元気な姿やリプライで昼は生きていますが、

僕は強迫性障害と、不安障害で、休職しています。

プロフィールにあるとおり、会社で働いていましたが、

自分の不安な感情をコントロールできなくなりました。

仕事で心を病み、家から出れなくなりました

 

心療内科の先生がおっしゃられた言葉は、「IT系の仕事は心を壊しやすいですから、心も体も、ゆっくりと治していきましょうね」でした。

 

違う、僕は仕事がしたいんです。先生。その言葉は呑み込みました。

 

休みがちになり、会社に迷惑をかけてまで僕が働くことは理にかなっていないことはわかっていました。だから、僕は休職を選択したのです。

 

もっと早く気づければ良かったのでしょうか。体調が崩れるのはこんなに簡単なのに、休職しようと思ったのは、休みがちになってから2ヶ月がすぎてからのことでした。

 

今回のお話は、体調が崩れるまで休職に踏み切れなかったこと、そして休みの中で見えてきた働くことの意義についてです。

この記事から、なにかを感じ取ってくれればそれだけで充分です。

 

この記事の概要

  • ストレスから休職することを決めた
  • 休職する期間の平均を知るということ
  • 休職中の過ごし方で、仕事とはなにかと悩む

 

目次

ストレスから休職することを決めた

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僕が休職することを決めたのは職場から受ける酷いストレスでした。

コロナ渦においてもテレワークを実行することがなく、毎日電車で通勤していました。ですが僕はプログラマという仕事に文句はなかった。

 

現場の上司はとても優しい人でした。ですが、IT業界にありがちな炎上案件に僕は放り投げられた。

そこで受けたのは3つの過剰なストレスです。

[st-midasibox title=”現場のストレス” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]

・自分が書いたソースじゃない物を解読し、修正する

・膨大な仕様を、詳細設計もない状態で理解することを強いられる

・設計がない状態で、仕様に沿ったプログラムを組み上げる

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それは、まず設計からやったほうがいいんじゃないですか?僕の言葉は黙殺されました。

 

体調を崩すのは本当に簡単

IT業界というのはお金がある程度決まっています。

1人あたりに使える予算も組み込まれているので、1人が遅れれば全体が遅れる。全体が遅れると予算に合うように人数を減らす。

 

どこでもそうかもですが、この業界では、人数を減らすことに対して容赦がありません。

派遣とかだと時間数で作業させるため残業代が出ないので、そのまま延々作業させたりするところもあります。闇の業界です。昨今はそうでもないようですが。

 

そんなこんなで、『体調不良の人が続出しているから、スギヤマ頼んだ』そう言って上司にお願いされた僕はほいほい担当場所を燃え盛る場所へと変更しました。

5年目エンジニアとしてちょっと自信がつき始めていた僕は燃えることの火消しに協力する程度だと思っていたのです。

 

結果、3ヶ月は体調が持ちました。だんだんと時計の針がてっぺんに向かっている割合が増えましたが、無視しました。

次の1ヶ月で体調が悪くなり。残りの1ヶ月の最後で力尽きることになりました。

 

たった5ヶ月で。産業医面談を経て、休職へと1マス進んでいきます。

 

それでも行かなくてはという使命感

最後の1ヶ月で力尽きる前、体調が悪くなる月の中頃に上司とこんな話をしました。

『スギヤマくん、このチームで困ったことがあったらいってくれ、できるだけ改善する』

 

改善できることはない。人を増やせ。期間を伸ばせ。設計書を作れ。今更なにを行っても遅いです。僕はなにも言いませんでしたし、言いませんでした。

行って、もうやるしかない。それ以外はない。

 

当たり前のことなんですが、本来はそうなる前に上司が手を打つべきことです。

炎上するということは炎上する要素があってそれに気づいていたはずですがどこかで止まっていたわけです。その無能を炙り出すことが最も大事なことです。

 

全ては遅すぎた、でももうすこし、もうすこしで光が見えそうなんだ。ここで負けるわけにはいかない。死んだ目で出社し、死んだ目で帰宅する。

素直に負けておけばよかったのに。

 

心と体が乖離し、僕は休職者となった

ある朝、体が動かないことに気がつきました。

また、ある夜、眠れないことに気付きました。

 

この業務の終わりの見えない不安、時を同じくして亡くなった父。僕の体は完全にコントロールを失いました。

 

心と体はつながっている。体がどれだけ元気でも、心が死んでいたら体は動かない。

心がどれだけ熱くても、体が死んでいたら動かない。

両方が死んだら。それは生きる屍ってやつ。

 

僕は生きる屍ほどではないですが、かぎりなく生きる屍へ近づいたようでした。

できるなら屍になる前に、休職するべきです。

 

ちょっと腐ったら、休め。

 

休職する期間の平均を知るということ

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心療内科というのは実はとってもお忙しい場所です。

 

初診で見てもらうってとても大変です。2ヶ月待ちと言われました。初診でやってくれているところが意外と少なかったためです。

 

心療内科は基本予約制のところが多いため、心療内科に最初から通っている方がいつでも休職しやすいと言えます。

とはいえ保険料などの兼ね合いや新規の保険の審査に響くこともあるので、心療内科に通うというのはそんなにいいことでもないようです。

 

片っ端から電話をかけまくってようやく初診で見てくれる心療内科がありました。休職するにもこんなに苦労するのかと冷や汗が出たのを覚えています。

病院へ行き、待つこと4時間。ようやく先生と対面。

 

晴れてうつ病の認定をもらいました。

いや、曇ったままですが。

 

3ヶ月が順当、長くても6ヶ月

担当の先生は、自分の病状、生活について、そして現状を聞くとゆっくりと答えました。

『最低でも3ヶ月は必要ですね。早い人だと2ヶ月ですが、もっとかかることもあります。スギヤマさんの症状だと6ヶ月くらいをみてゆっくりやっていきましょう』

 

そしてもらった1枚の紙。診断書というやつです。人生でもらった初めての診断書がうつ病。しかも5行くらいしかない。

これで僕は本当にうつ病なのだ。それがわかり、とぼとぼと家路につきました。

 

会社に連絡し、診断書を送り、休職届を提出し、受理されました。

後処理の引き継ぎが終わり、休職が始まったのです。

 

自社の規定を知らないと、とんでもないことになる

さて、休職すると言っても僕は規定を読んでいませんでした。

とりあえず休んで、元気になったら復帰すればいいんでしょ。やすんでやるよ。それくらいの気持ちでいました。

 

休職期間は、3ヶ月までとする。

 

どうするんだろう。僕は7月に休職が始まって、もう2ヶ月が終わろうとしている。医師との相談でも、まだ復職は無理です。の一点張り。

 

考えることは諦めよう。

 

健康保険を利用して、食いつなぐ

とりあえず休職した人は給与ゼロになるわけですから、何かしら補償が必要です。溜め込んでるならなんとかなりますが、そんなわけもなく。

私傷病手当てというのがあるらしいので、申請することをオススメします。

 

申請してからすぐに補償されるわけではなく時間差がありますので、本当にうつで体が動かなくても、これだけはやっておくのがいいです。

 

スギヤマコウジは本当に生ける屍と化してしまったのでした。

 

好きなことで、生きていく。の方が良かったのですが。

現在は傷病手当で、生きていく。のようです。

 

休職中の過ごし方で、仕事とはなにかを悩む

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大学生の夏休みばりに時間をもらったんだ。

何かしようと思いましたが、1ヶ月は寝たきりの生活でした。

 

仕事は引き継いだとはいえ完全ではなく、時折LINEで連絡が来たり、教えて欲しいと電話がきたりと、結局心は仕事に持っていかれていたわけです。

 

また、休んでも一度壊れた自律神経はなかなか治りません。不眠に悩まされ、仕事はどうなったのか、誰かが変わりに苦しんでいるのか、ずっと苦しみは続きました。

 

仕事を休んだはずなのに、仕事のことばかりを考えていました。

そして、今、それをブログに書く。

 

僕は、すこしだけ仕事に対して期待しないことを覚えたようです。

 

休職してよかったのか、という悩み

時間があまりにもあると、ゲームをしたり読みたかった本を読んだりと楽しいことばかり。

ですが、今思うことは、ああ、あの仕事をやり遂げたかった。という後悔でした。

 

もっと環境が良ければ、もっと準備が適切なら、人がしっかりしていれば、なにも休職までしなくても、と思いました。

そして、もっと早く異変に気づくべきだった。

 

誰も気づけないものです。誰かが言わなきゃわからない。

そして、『仕事をしたい』この悩みは永遠のテーマ。

 

楽しい仕事ができていれば、違ったのかな。

 

でも休職することは悪ではありません。適切に休職することが必要だったから、僕はせざるを得なかった。遅かれ早かれそうなる運命でした。

だから、休職を怖がることはありません。休職する必要があるから休職をするのです。

 

何度も言いますが、体と心を壊すと、生きる屍になります。

屍がどれだけ仕事をしたくても、邪魔になってしまうだけです。

 

だから、休職しなければいけない。それを悪だと思うことはないんです。

 

もし、仕事ができなくなったらどうするのか

さて、昨今の僕が抱えている課題といえば、3ヶ月以上休職ができないことです。

医師と相談した結果、僕の病状は思わしくなく、まだ復職を進めることはできないと言うことでした。本当に話を聞いてくれる良い先生に会えました。

 

もし、仕事ができなくなったら。

僕はどうしようかと思いました。ライフプランもありました、キャリアも途中で傷ついてしまったし、これ以上休む交渉はできないでしょう。

 

それを今考えても仕方ない。僕は最後に会社と連絡する日の体調で、懇願しようと思っています。仕事がしたい、もう少し待ってくれと。

そうでなければ、退職するしかない。そしてまた働きたくなった時に、僕は働くのでしょう。

 

それくらいの気概でいたほうが、人生が楽です。

 

仕事のために生きるのか、生きることついでが仕事のなのか。

後者であるべきだと思います。生きるために仕事が必要だから仕事をする。

 

ロボットかなにかなら良かったのですが。

 

迫る休職期間の終了に、なにを思う

今はツイッターとブログが面白い。それ以外の感情はない。

というのは言い過ぎでした。

 

休職期間が3ヶ月というのは短いな。というのが実際の感想。

病状に合わせた休みの期間があって、それに沿って休めたらいいのに。

 

最悪のケースですが、やめるしかない。でもまた、戻ればいいだけの話です。

もしくは新しい可能性をこのブログに求める。僕らは生きている限り死んでいない。生きる屍は死んでいない。それを忘れないことが大事かと思います。

 

亡くなった父がよくいってましたが、不安でも大丈夫だと。生きてるあいだは生きてる

ちょっと投げやりな部分もありましたが、それも好きでした。

 

明日も力の限り生きる。父が生きていたかった今日を生きる。

生きてるあいだは生きてる。

 

それでも戻りたい場所か、そうでない場所か

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今回は「体調を崩すのは簡単、そして休職を決める難しさ」という内容で書いてみました。

 

休職することは全く悪いことじゃない。むしろ自分が苦しんだ結果10年無駄にすることになるなら、半年休んで10年先も働ける人間でいる方が僕は嬉しいと思う。

人間って無駄にプライドがあるので、休職するって結構抵抗があるんですよね。

 

うつ病についても精神科、心療内科についても、受診することを極度に嫌がります。

 

うつ病は、心の風邪なんだ。それを放置していればもちろん悪化するし、それに気づかないでいると、心を超えて体の病になる。

体の病になったらもう戻らない。一度壊れたら直すのはそう簡単じゃない。

 

休職するのは恥ずかしいことではないし、心療内科に通うのも悪ではない。それを社会がもっと認めるべき。

働くことが至上主義のように思っているのかもしれませんが、生きてくれていることの方がよっぽど立派で、何よりも嬉しいことだと思います。

 

心と体が壊れる前に、休職していいんです。自分を信じる。

失敗したらまたやり直す。

 

体調が直れば、また仕事に就けるのですから。

 

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